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赤ちゃんを産む時の価値観

今朝、そこそこ混み合った電車で座っていたら、妊婦マークを付けたお腹がまだペタンコの女性が私の斜め前にきたので、席を譲った。彼女は1度は断ったが、私がもう既に席をたっていたことから、ありがとうございますとお礼を言い、席についた。

彼女はカバンから「たまごクラブ」というマタニティ雑誌をとりだし、読み始めた。その様子からするとどうやら初妊娠なんだろうな~と、私はなんだか嬉しくなった。

赤ちゃんを待ってるお母さんって、いいなあ!といつも思う。

彼女は料理のページを読んだり、妊娠経過についてかかれてるページを読んだり。

きっとこれからやってくる赤ちゃんのために自分ができる最大限のことをお母さんはするんだろうなあ、と思った。





先日、親戚の30代前半の女性とその子ども(1歳3ヶ月)に会いに彼女の家へ遊びに行った。もう3、4度目になる。

3月にその親子と自由が丘にランチとお買い物に出かけた時、彼女はその子供の離乳食を手作りしていた。

外出する時くらい、市販のベビーフード使っちゃえばいいのに…。ゴミもその場で捨てることができてカバンの荷物に減るのに…と私は思った。

それでも彼女(もう母の手本と言ってもいいくらい素晴らしい母)は離乳食のペーストを作り、小瓶に詰め、持ってきたのである。


さてそんな彼女は子供を無痛分娩で出産した。無痛分娩とは、腰椎に麻酔を流して、陣痛を止めて痛みを感じさせずにツルッと産む方法である。

本来あるはずの陣痛を薬で無理やり止めるのだから、リスクは母体にも赤ちゃんにもある。他にも「いきみ」がわからなくて出産時間が延びたり、などなど。しかし陣痛を止めることによってお母さん側の恐怖やストレスを緩和するという最大のメリットがある。


私は彼女になぜ無痛分娩を選んだのか聞いてみた。そしたら、彼女は陣痛と出産の痛みがとても怖くて、子供を産む前からストレスに感じていたそうなのだ。

もちろん無痛分娩を選択する際、無痛分娩に伴うリスクを医師から説明されていたはず。

私は最初の「離乳食を必ず手作りする」と「無痛分娩を選択する」がイマイチ繋がらなかった。なぜなら、1度も市販のベビーフードを買わないぞ!と意気込んでいる彼女が、生きるか死ぬかの出産で、少しでもリスクのある無痛分娩を選んだからである。

人の価値観って違うなあ…。


助産師になりたい私としては、将来は特に合併症がなければ普通に出産するのが自分の第一選択である。人間本来あるべきものには、わざわざ医療的介入を入れるべきでない、そうあるべきだと思っていた(もちろんその医療的介入が必要ならば、それを第一選択とするが)。

しかし彼女からすると「普通の痛い出産を選ぶのに、どうして離乳食くらい手作りできないの」と思われているかもしれない。





助産師の仕事とはとても微妙なラインである。

看護師だけれども、看護師以上の仕事をする。しかし医師ではない。医学的ではない。

自然と、医学の間を行き来しているなあととても思う。

ホメオパシーとか、自然分娩とか。ちょっと怪しげな香りのする分野もある。

しかし私はそれを全員に押し付けようとは思わないし、押し付けるのはとてもおかしいと思う。

周りには尊敬する助産師さんや助産の先生、そして同じく助産師を志す仲間ばかりで、皆が似た価値観で生活しているから、少し考えが鈍っていたのかもしてない。


色んな価値観の人がいて、その人たちの望むように、その上で私達の看護/助産学的な知識を提供できたらなあと思う。



# by michelle-vn | 2012-05-24 20:36 | 看護 | Trackback | Comments(0)

不妊治療についてわたしが思うこと

※間違いや私の勘違いがあるかもしれません。よく調べて書いたつもりですが、間違っていたら申し訳ないです。





【不妊症の定義】
生殖年齢の男女が妊娠を希望し、一定期間性生活を行っているのにもかかわらず、妊娠の成立をみない状態。

この一定期間というのは、WHOでは2年間とされているが、国際産婦人科学会では1年とされている。



【妊娠の定義】
卵巣から排出された卵子と、精子が卵管膨大部で受精し、子宮内膜に着床すること。
(受精だけでは妊娠とはいわない)


看護を勉強して2年が経ちました。私の大好きな母性看護学では妊娠と出産について沢山勉強しますが、同時に不妊症と不妊治療についても学びます。

不妊症の原因は、女性側の因子が45%、男性側が45%、両者が5%といわれています。

その中でも女性側の因子で、頸管因子が1-20%、子宮因子が2-30%、卵管因子が30-50%、卵巣因子が8-20%、原因不明が10%とされています。


さて、女性の不妊の検査にどのようなのがあるかというと、すべて月経周期にあわせて行うのです。


月経中に血液検査

月経後に通気・通水検査/子宮卵管造影検査(卵管が詰まっていないか炭酸ガスや生理食塩水を卵管に通します)

排卵期に経膣超音波検査とフーナーテスト(性交後頸管粘液テスト)

そしてクラミジア検査(これは月経周期に関係ないが通気検査の前)があります。

通気検査はめちゃくちゃ痛いそうです。そしてなにより、血液検査以外は羞恥心を伴う…




さて男性。

男性の不妊の検査は簡単。精子をとるだけ。とてもイージー。

精子の濃度、運動率、直進運動率を調べます。






不妊治療について。

Assisted Reproductive Technology (生殖補助医療技術:ART)といいます。配偶子(精子および卵子)に人為的な操作を加えることで受精をおこなわせ、妊娠に導く一連の技術のことを言います。

不妊治療はまず不妊原因を調べ、どの段階の不妊技術からスタートすべきか、そしてどこまでやるのかが問題となります。


【タイミング法】
これは女性の排卵日に性交をおこない、タイミング良く受精するというものです。不妊外来にきた患者さんでタイミング法を知らずに、タイミング法を行ったらすぐ妊娠したという方がいらっしゃったそうです。


【人工授精】
運動良好精子を回収して、排卵日ごろに子宮腔内に注入する方法です。


【体外受精】
卵子を卵巣から針で体外に採卵し、体外で精子と受精させてから受精卵を子宮に移植します。この場合、排卵誘発剤を用いて一度に数個の卵子をつくり、採卵します。

排卵誘発剤にはクエン酸クロミフェン、シクロフェニル、ゴナドトロピンがあります。その中でもゴナドトロピンは生物由来と遺伝子組み換え由来のものがあるのですが、なんと生物由来のものは閉経後の女性の尿から生成します。なぜなら閉経後の女性はゴナドトロピンというホルモンの数値がが高いからです。その尿は昔はヨーロッパの修道女のものが多かったのですが、今は南米や中国のものが多いそうです。感染はないとされています。

その排卵誘発剤は無理やり排卵させるものですので、副作用の恐れがあります。卵巣過剰刺激症候群です。


【顕微授精】
体外受精と同じように卵巣から針で卵子を採卵し、顕微鏡を覗きながら一番元気な1匹の精子を針で注入します。



近年このようなARTの飛躍的な発展により、さまざまな倫理的・社会的問題の生じています。

例えば多胎妊娠。お腹の中の赤ちゃんの数が増えればその分赤ちゃんのサイズも小さくなります。低出生体重児です。なぜ多胎妊娠がARTによって増えるのか。それは排卵誘発剤の使用と、体外受精・顕微授精によってできた受精卵を複数胚移植によるものと2つの理由があります。排卵誘発剤を使用すると多胎妊娠が起こりやすいと言われています。

多胎妊娠が起こると、切迫流産、切迫早産、母体貧血、微弱陣痛、胎位異常、胎児奇形、周産期死亡率の増加、その他ここには挙げられないほどの様々なリスクがあります。

恐ろしいことに、この世の中には「減数手術」というものがあります。妊娠初期に一部の胎児を中絶させるのです。どの赤ちゃんを生かしてどの赤ちゃんを殺すか。こんなことがあっていいのでしょうか…。



はたして不妊治療の効果ははたしてどれくらいなのか。新鮮胚による妊娠率は30%です。3人に1人妊娠するかしないか。

不妊症の治療というのは、上記にダラダラと書いたとおり、全て女性が受けなければならない治療です。排卵誘発剤を使用するのにも、卵巣から針を使って卵子を無理矢理取り出すのにも、全部リスクは女性が負います。しかも治療費の大部分は保険適用外です。細かい治療スケジュールとなっているため、仕事をしている場合、休みがちになってしまいます。



なぜ女性は子供を生みたいと思うのか。そこには情緒的、社会的、個人的価値観が関係しています。

親戚や周りの人からの「子供はまだ?」という言葉だけでなく、あえて何も言われないことから無言のプレッシャーを感じているかもしれません。

不妊治療を続けるということは、誰かに強制されて行っているものなのでしょうか。不妊症というのは命に別状のない、痛くもない状態です。しかしリスクを負ってまで妊娠率30%の不妊治療にかけるというのはかなり賭けな気もします。



不妊治療をしている女性には40代の人も少なくありません。少し前、政治家の野田聖子氏が卵子提供を受けて50代で子供を生みました。40代で不妊治療を行っているからからすれば希望の星だったかもしれません。

しかしよく考えると、50代で子供をうむということは、子供が10歳の時は親は定年退職、成人式を迎えた時には親は70歳。年金で子育てをするのでしょうか。裕福な政治家はともかく、一般家庭では難しいことだと思います。



私は看護学科に入学して本格的に
医学看護学の勉強をして、衝撃を受けたことがあります。

それは「女性の卵子は37歳から一気に衰える」ということです。簡単にいうと、37歳から一気に妊娠する確率が下がるのです。そして卵子自体も衰え、妊娠する能力が低下し、ダウン症の子が生まれやすくなってしまうということです。このことは看護学科に入学していなかったら絶対に知らなかったことでしょう。つまり、私の周りの医学看護学系の友人以外の女性は知らない可能性があるのです。不妊治療をしたら必ず妊娠できる、と思われているのかもしれません。


女性の社会進出が進み、誰もが自由にキャリアをつめるようになった今、平均初産年齢は上がり、合計特殊出生率は1.3のあたりのまま。女性が子供を産んで育てやすい国にするのって、まずは人生計画から考えなくてはいけないような気がします。



今を生きる私と同世代の女の子たちは、自分の将来をどのように考えているのでしょうか。



# by michelle-vn | 2012-05-14 16:58 | 看護 | Trackback | Comments(0)

戴帽式

やってきました、今年も戴帽式が。

私の大学では毎年2年生がナイチンゲールの誕生日の前後に行います。

去年戴帽生で無事にキャップをもらった私がなぜまた戴帽式の話?!という感じですが、
今年はお手伝いをさせていただきます。


入学して1ヶ月ちょっとで先輩たちの素晴らしい戴帽式を見て、2年生で自分たちで戴帽式をつくりあげ、3年生では(ニヤニヤ)しながら偉い看護の教授達と共に後輩達の頭にせっせとピッカピカのナースキャップをつける、といった感じです。


ちなみに私はニヤニヤしながらナースキャップをつける係りではなく、壇上の上にデデーンといらっしゃる近代看護の礎を築いたナイチンゲール(様の銅像)のお持ちになる蝋燭から、灯(「看護の灯火!」とか言っちゃった方がカッコ良いですかね)をもらい、その灯を同級生の男子2人に分け、それから3つに分かれて後輩達に引き継がせる、みたいな重大すぎる役割を教授から任命されました。戴帽式の初っ端です。畏れ多すぎて死ぬ。

さらに今年は追加で名誉教授が作曲なさった校歌ならぬ学部歌を、指揮することになりましたーーーーーーーー!死ぬ~。


去年は戴帽生代表として、180cmの長さに及ぶ挨拶文を読みました(笑)

戴帽式とは離れられない…


で、今日はその最初で最後の戴帽式通し練習をしたのですが、後輩達グッダグダ!!!!だいじょうぶかおい!!!!!!!!!!



なんていうか…まぁ自分たちのオリジナリティを大切にするのも大事なのですが、伝統をガラリと変えちゃうのってどうなんだろー、とか思ってしまいました。

ま、その前に動きが全くできていなかったので、今日はあの子ら何時に帰るつもりなんだろ…と思った私でした。



さてさて自分のことですが、まずナイチンから灯をもらうまでが会場が真っ暗すぎてもはや笑える。なんにも見えねぇ!くそ!

ナイチンの蝋燭の位置が高すぎていくら身長172の私でも無理ぽ(笑)おかげで練習で背中凝りました。


そして指揮。なにこれ超むずい。しかも周りの同級生たち大爆笑。失礼。作曲なさった名誉教授と学部長プレッシャーかけるかける。教授達の「普段のあなたの堂々とした感じはどこへ行ったのよ?!ネズミみたいに歩いてるんじゃないわよ!」とブーイング。

後輩には「先輩!私たちも頑張るので先輩も頑張りましょう!」と150人の前で叫ばれながら応援される始末。

人生で初めて汗と涙と鼻水が同時に出ました。











戴帽式は明日です。どうなることやら。



# by michelle-vn | 2012-05-10 19:12 | 看護 | Trackback | Comments(0)

無題

新学期が始まりまった。


2年前の今頃、バイトに明け暮れていた。友達もあんまりできないんだろうなーと思いつつ働きまくっていたら、いつのまにか学年代表(?)にさせられ、各行事の委員長(?)にされ、オケやアンサンブルに乗ることもできた。恋愛もしてた。

1年前の今頃は、卒業式に並ぶビッグイベント戴帽式の準備に明け暮れていた。オーケストラにも沢山乗るのことができた。この1年は精神衛生が非常によろしくない年でもあった(元彼等)。

大学生活3年目の目標は時間を有効に使うのが目標である。最近朝型にシフトチェンジした。というのも、ヴァイオリンをさらう時間が日中全くとれないからである。朝早くに登校し、大学で楽器をさらってから授業に臨む。はたしてこれはいつまで続くだろうか。

昨年度よりパワフルに生きます。



# by michelle-vn | 2012-04-03 06:15 | 雑多 | Trackback | Comments(1)

女子校育ち/辛酸なめ子

女子校育ち(辛酸なめ子/ちくまプリマー新書)を読んだ。

私自身中学は共学だったが、高校からは中高一貫校に入学し、高1は高校入学の学生だけのクラス、高2高3は混合クラスですごした。

著書の辛酸なめ子氏も女子校育ちらしく、的確に女子校の特徴を捉えていた。

女子校のメリットとは何か。どのメリットもデメリットになるし、女子校育ちの人が「~なところは女子校のメリット!」と言い張っても共学出身には理解されないかもしれない。

辛酸なめ子氏によると、女子校は以下のように分類されるそうだ。

勉強系
・性超越
・努力秀才型

ニュートラル系
・モテ系
・良妻賢母
・温室/夢見がち乙女

お嬢様系
・お嬢様
・深窓お嬢様

ちなみに私の母校は努力秀才型に分類されていた。



とある章で「女子校育ちは男を見る目がない」と書かれていた。これは私自身含め、思い当たることがある。

中高の6年(ないし3年)という大事な時期に女を捨てるような環境で育ち、女社会で生き抜くスキルを身につけた彼女たちは、男を見極めるセンスがない。本当にない。

私は卒業して数年たったが女子校の友達とあまり連絡をとっていない。しかしFacebookやmixiなどで旧友達の彼氏の写真や噂で色々な話を聞く限り、本当に見る目がないなぁと感じる。




あとこれは女子校育ちとは関係ないことなのだが、本で気になった文があるのでちょっと考えてみた。

「恋愛において女性は年齢がネックになる」

ふむふむなるほど。

「20歳の女性の価値が男性の年収1000万に相当し、年齢が1歳上がるごとに年収が50万円下がるという説があります。そうなると30歳で年収500万円の男性が合うことになる」


!!!



ナンテコッタ!

今現在20歳と6ヶ月の私に年収1000万円の価値があるとは自分自身だからか、なかなかそのように捉えることはできないが、これが事実だとしたらだいぶプレッシャーである。




女子校育ちの方にはぜひ読んで欲しい一冊である。あるあるすぎて途中読むのが辛くなることもあるかも?



# by michelle-vn | 2012-03-21 23:21 | 雑多 | Trackback | Comments(0)
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